MikuOshika

オオカミは嘘をつくのMikuOshikaのレビュー・感想・評価

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)
3.5
かくれんぼ中に拉致され靴だけを残し少女が消えたシーンから始まり。
ハエも殺せぬようなひ弱貧弱極まりない中学教師ドロール。
後に森で首が無く無惨な姿で発見された少女。
そしてドロール先生が少女暴行レイプ殺人犯とされ
警察にめちゃくちゃな尋問を受け
それをたまたまみてしまい動画を拡散した生徒により
またたくまに居場所をなくすドロール。
生徒にはコソコソと甘いおやつで少女を釣り殺害したと噂される始末。

初めから最後まで
このドロールという人物を写しているもののこちら側からすれば
どうも犯人っぽくはない。
校長には信頼され、困っている老人には優しく、どうみても(多少ロリコン顔ではあるものの)悪いやつにはみえない。
それでも首のありかを知りたい少女の父と
犯人をあげたい警官が尋問と拷問を繰り返す。
ちょいちょいおふさげパートはあるものの
尋問シーンがエグい。痛々しい。
犯人と疑われているドロールが終始かわいそうな気分になる。

そしてこの作品
不可解な人物がひとり。
馬にのった男。
個人的な憶測ではコイツが犯人
オチについては
序盤、警官に尋問され人生を奪われた腹いせに
そいつの娘を甘いケーキで誘惑し連れ帰ったのかと。
殺害方法も違っていたし...
とこう考えさせられるのがもうツボにハマってしまったって事なのか⁈
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