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恋する小説家のmarutabatsuoのレビュー・感想・評価

恋する小説家(2011年製作の映画)
3.9
どうにもなんなくだっていいじゃない。何にもなれなくたっていいじゃない。そんなんだったら夢なんか見んなよ!」の台詞がガツンと刺さる。 うだつの上がらない小説家志望の男の前に自らの作品の登場人物が現れ……という設定も抜群。秋山柚希ちゃんの女子高生役もかわいい

上田慎一郎監督作品は自伝要素が強いからだろうか、愛があふれていてやはり好きになってしまう。 オチのは何者にもなれなかったけどちょっと成長したって描写で締めた方がピリッとするような。それで長編セルフリメイクしてくれないかなあ。 オチのオチの二重構造はらしくていいけど。