フィクション感があまりなく、普通に大学で発生した事例の再現みたい。撮り方はとても素朴で、性のマイノリティの教育のために取った映像の感じ。
こともの時から自分と周りの人の差異を気ついたが、それを表明してはいけない罪悪感みたいな感覚が生まれ、本当に苦しい。その「罪」を抱えて大学生まで我慢することも想像できない辛さがあるだろう。
日本はこんな人がいっぱいいるだろう。私の大学の同級生が卒業の時に、自分が同性愛のことを周りに告白した。その後は女装し始めた。もっと早くしてもよかったのに、この社会の環境ではなかなかできないということだね。おそらく、大学卒業、社会人として独立することをきっかけで、自分なりに生きたい勇気が湧いてきたではないか。
親に対して理解してもらうのは本当に難しい。親のせいではない、同性愛への偏見は彼らの時代の共通認識だから。私の母はかつ「同性愛の人が気持ち悪い、病気だ」と言った。親に告白したら悲しませるから多くの人は言えない。年月経ったら何となくわかってしまったかもしれませんが、言わないの方が親に負担かからない、と考えられる。
性のマイノリティーだけではなく、社会と同調するために、「自分」を隠す、変えることは数えないほど多い。