フランス映画ぽい。南フランスはやはり美しい。
目で会話ができるのはさすが（元）夫婦なだけあってリアルだった。二人には問題があって冷静な時期を迎えている。隣の若い夫婦に赤ちゃんが出来る嫉妬も、授からないことを話し合うシーンも切ない。しかし夫が妻を見る眼差しは優しくて態度も愛情を感じる。妻がメンヘラ気味なのにきちんとむきあって妻だけを見ていて妻のことをとても愛している夫だなと。旅をして、嫉妬で妻が浮気しかけて、避けてきた話題に触れ、お互い愛しているという確認をして、少しだけ倦怠期を乗り越えたからなのか（？）微笑みながら南フランスを後にする。妻がメンヘラだなと思ったけど悲しい出来事もあるし繊細で仕方ないのかもしれない。そんな妻を見守る夫が優しい…（ただやっぱりアル中の夫とメンヘラの妻が壁穴を覗いて隣を観察するのはシュールだ）
それにしても旅はいいなぁと。
「僕たちはお互いを見て生きればいい。夫婦はそれぞれだ。」「辛い経験が二人を強くすることもある。」
