フラワーメイノラカ

濡れた荒野を走れのフラワーメイノラカのレビュー・感想・評価

濡れた荒野を走れ(1973年製作の映画)
3.5
地井武男がどんなに頑張っても、結局山科ゆりが持っていってしまう。佐藤慶と拮抗していた『日本の悪霊』の電波少女並。
友達グループの中で一番可愛いのに、汗で濡れた額を惜しげもなく晒してヘラヘラしているあたり、もう只者じゃない。従兄弟が死ぬほどうだつの上がらない小劇団の団員で、ラジオを通して文通しているというのも、素面で飛んでるのがよくわかる。
長谷川和彦には申し訳ないが、警察の汚職とかもうどうでもよくなる。山科ゆりでしかない映画。