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シネマ歌舞伎 らくだのkayのレビュー・感想・評価

シネマ歌舞伎 らくだ(2008年製作の映画)
4.5
『らくだ』。もー、お腹がよじれるほど笑った!彌十郎さん、亀蔵さん、反則ですよ。勘三郎さんも舞台の上で爆笑してたじゃないですかw 江戸庶民の生活を描いた世話物は、勘三郎さんの得意とするとこですが、中村屋一座と三津五郎さんの関係がすっごく温かくて、遊びが楽しくて、芝居が生き生き粋き粋き。なんて素敵な空気なんでござんしょ。もうひとつ。一度は見たかった中村屋の『連獅子』。まー綺麗に揃ってること。血は強し。でも勘九郎さんと七之助さん、個性が違って面白い。お父様の勘三郎さんの、親獅子が子獅子を谷に落としたあとに見せる表情も味わい深し。古典と現代感覚の両方を体感できる歌舞伎って芝居、単純に面白い。
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