大口真神

ヴィヴィアン・マイヤーを探しての大口真神のレビュー・感想・評価

4.0
2007年シカゴの青年が、オークションで古い写真のネガが詰まった箱を競り落とす。その写真にネットは大反響、写真集はアメリカで売り上げ1位となった。
その箱の元の持ち主はヴィヴィアン・マイヤー。その時すでに彼女は亡くなっていた。
生前、自身の写真を公開しなかった謎の写真家ヴィヴィアン・マイヤー。
彼女を知る者にインタビューし、その人生を追うドキュメンタリー映画。

生きている写真を見た気がした。
モノクロ写真なのにまるでカラーのように鮮やかでその空気を切り取っている。
なんというか肉の塊である人体から、その人をその人たらしめる何かを映しているような。

インタビューでは彼女に対してネガティヴなコメントが多く、好かれる人物ではなかった様だが、そんな変わり者の彼女だからこそ人の輪郭を切り取ることが出来たのではないか。

写真はネットでもちょこっと見られるので、気になる方は是非。