だまん

ヴィヴィアン・マイヤーを探してのだまんのレビュー・感想・評価

4.2
ドキュメンタリーの醍醐味をそのまま映画にしたような作品。乳母として生きたヴィヴィアン・マイヤーが残した膨大なフィルム、現像もされていないフィルムを、たまたま落札した青年が、彼女の作品を世に出し、彼女の生い立ちを乳母として勤めた家族からの証言や文献の調査で探る。作品の公開を彼女は望んでいなかったのではないか? と苦悩しながらも足跡をたどる青年の気持ちも引き込まれた。
冬にBunkamuraのソール・ライターの作品展を見たので、ヴィヴィアン・マイヤーの作品にも似たような空気を感じた。
写真もドキュメンタリー映画も大好きな私には、たまらない映画だ。
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