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彼の見つめる先にのmumbleboyのレビュー・感想・評価

彼の見つめる先に(2014年製作の映画)
4.0
相方がアマゾンで買い物したついでにプライム加入したとの事で、期せずしてネトフリとアマプラのダブル加入状態という何とも贅沢な環境が整いました。やはり配信サイトは久しぶりに見ると新作品がたんまり揃っててワクワクしますね。昔はアマプラはあまり好きではなかったのですが、アマプラが変わったのか自分の許容範囲が広がったのか今のアマプラは以前よりずっと魅力的に感じます。そんな中、適当にチョイスして観てみた今作、予想外に素敵な作品でした。

まずブラジル映画なんて、いつぶりでしょう?「シティ・オブ・ゴッド」位しか思い当たる映画がないです。ブラジルっていうとすごくワイルドで危険なイメージを持ってしまうけど、今作はまるで違って高校生(中学生?)くらいの子たちの映画。今までブラジルの学校とか学生の日常とか見た事なかったのですごく新鮮でした。主人公のレオは目が見えない少年でいつも親友のジョヴァンナと仲良しで一緒に登下校したり放課後に遊んでた。ある日、学校にガブリエルが転校してきてレオと仲良くなってジョヴァンナとの仲がギクシャクしだす。レオは学校でいじめられたり過保護すぎる両親が嫌で留学したいと言い出す。レオとガブリエルとジョヴァンナの関係、そして性の目覚め、果たしてどうなる?

ブラジルって音楽がすごく独特で僕も好きだけど音楽好きなガブリエルがレオに聴かせる音楽がベル・アンド・セバスチャンだったりするのがかなり意外でした。ベルセバは僕も大好きだけどブラジルの若者が聴くというイメージはなかったのでそれもナイス・サプライズでした。ブラジルの青春映画が観れるなんて思ってもみなかったです。今作は目が見えないという所に少しフォーカスを当ててる作品ではあるけど「ウォールフラワー」とか好きな人にはお勧めしたい映画かなって思いました。
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