見てて思ったのが、台湾映画みたい!!
キラキラしてる!
でもあんま話は・・・というパターンですね。
いや!そこまで中身がないわけじゃないんですけど、キラキラ具合が凄い台湾映画っぽいんですよ!
後、ちょっと「レディ・バード」も彷彿としました。
過干渉な母親との確執。
車でショッピングに出かけるシーンも似てましたね。
グレタ見てないかなコレ?
もう青春のキュンキュンする瞬間に満ち満ちており、切なさと儚さがわりと浅ーく描かれていて、問題の本質とかそういうのあんま重要じゃない感じ。
しかもこれ2014年てことはめっちゃ前の作品ですよね。
それが今年、日本公開ということでIMDB見たら少年がいなくて、え?このイケメン誰?ってなりましたねw
幼馴染で超仲良しの親友同士。
最近めっきり女っ気の増したジョアンナと、目の見えないレオナルド。
暇を持て余した夏休みの目下の話題はファーストキスとロマンス。
間に割って入るもう1人はイケメン転校生、巻き毛のガブリエル。
(さすがカトリックの国ブラジル。名前が聖人w)
こういうのは延々描かれてきた題材なわけでw
目新しさ、とかはないんですよ。
ジェンダーを超えてきてるだけなので。
後、主人公が目が見えないことで、より親の過干渉にしょうがない感を持たせたり、本人が今まで臆してきた様々なことに、ガブリエルと出会い、初恋を経験し、反抗期を迎えることで挑戦、というわかりやすい成長が見られます。
交換留学、1人でのお留守番、夜遊び、キャンプ、他人とのシャワーetc...
このシャワーシーンとかマスターベーションのシーンがあるんですけど、え?俳優さんいくつ?っておばさん心配になっちゃった。
このシャワーシーンがねぇ!目が見えない登場人物ならではの、あるめっちゃ可愛いエピソードがありまして・・・もうわかる人にはこれだけでもわかると思うんですけど、なんかキュンキュンしてしまった!
そしてEDロールのあれはマジでめっちゃ怖かったから!!
とにかく若い(いくつか分からへんけど中3くらい?)3人の男女の恋、そして友情の部分が結構根深くて。
多分、日本人の私たちにもその気持ちはわかるんですけど、あそこまでの固執を、しかも延々本人目の前にして「あんたのせいやし!」的に愚痴るのなかなか凄いな、と思いました。
ブラジルだから、1番厚着でもパーカー。
だから時間の流れが分かりづらかったのですが、流れから見ると1年。整合性で考えると一学期ってとこかなあ?
なんかものすご爽やかー!やった・・・漫画みたいな?
綺麗やし瑞々しいしあんま変なとこもないです。
目が見えないことで主人公をからかってくるウザい集団がいるんですけど、目が見えないからイジメられる、というのではなく、思春期のバカな時期を恥ずかしく過ごすバカ、って書き方をしてるのが、かなり自然で良いかと。
ポルトガル語って全然わかんなくないですか?
いやスペイン語だったらわかるのに!とかじゃないんですけど、あまりに私の身近で耳にしない言語なので。
劇場体験として、まぁ、この題材的にほぼお客さんは女性ですわ。
で!
私あまりこういう雰囲気になったことがないので、ちょっとギョッとしたのですが、ラストのレオナルドのあの行動の所で、後ろの席の私の親くらいの歳の方かな?女性のお客さんがギャグシーンばりに笑い声をあげて笑ってたんですよ。
え?
いや、ここ全然ギャグじゃないし、微笑ましくニコニコするか、思い切ってガッツポーズするシーンですけど?
なのに明らかに「笑えるシーン」って感じで笑ってるんですよ。
ちょっと・・・今の時代にあの反応は・・・非常識というか差別的というか恥ずかしいというか・・・ヤバいかと。
どんな映画かはビジュアルや予告でなんとなくわかるはずなのに・・・。
いやーいまだにあんな人がいるのか。
たまにみなさんがギョッとした、悲しくなった、と仰ってた意味がわかりました。
新
日本語字幕:増子 操