生まれつき盲目の主人公レオと、彼の行動をサポートする幼馴染みのジョヴァンナ、そして気さくな転校生のガブリエルの3人が織り成す青春ドラマ。
爽やか。本当に爽やかな映画ですね。
同性愛や障害などを取り扱いながらも、暗さは全く感じません。からかわれるような事があっても、それをサラリとかわすような描写も面白い。
盲目のレオがガブリエルとの出会いによって、映画や音楽の楽しさを知り、人を好きになる気持ちが芽生えます。そういった人生に新たな喜びに目覚める様子が丁寧に描かれています。
そして今までずっと一緒にいたジョヴァンナとの関係も色々とありますが、最終的には気持ちよく締め括れるのは良かったですね。
ベル・アンド・セバスチャンの心地よい音楽も良い効果を生んでいましたし、1時間半の短い時間の中でも見所が沢山ある作品です。
日本では去年公開の作品ですが、本国ブラジルではもう5年前の作品だったんですね。劇場未公開に終わらなくて良かった。笑
