海老川

4分間のピアニストの海老川のレビュー・感想・評価

4分間のピアニスト(2006年製作の映画)
3.2
ピアノ版セッションなのかなという認識で観賞。

いろんな場面で疑問符がつく。
どれもまあ細かなところで、熱量でごまかしたりカバーできたりしてるのもあるんだけど。
親父との関係性の放置と同性愛の必要性、あとは決定的に最後の演奏がどうしても間違ってると思ってしまう。
クソ素人が何言ってんのって感じだけどもっと面白く熱くエモくできたでしょ。物凄く良い題材とキャラなのに。

おばあちゃんの中でのロックの位置付けが最後まで分からなかった、オーディエンスが評価してるならまあ良いかって考え?
なら才能を、育て方を見誤ってねえか??
陰鬱としたどうしようもない感情をぶつけたアレがまさに彼女の生き様なわけで、酒飲み出すのはどうなの??

っていうとこで本当に残念だなあって映画。一歩ズレてたらセッションクラスの衝撃に圧倒されてただろう。引き合いに出すのはアレだけど。
まあでもメイン2人は唯一無二の関係性だなと思うし演奏に関しては鬼気迫るモノがあるので観て損は無いと思います。
海老川

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