ラスト4分間の衝撃
殺人罪で収監されているジェニー。
刑務所でピアノを教えるクリューガー。
抑圧された感情を開放するかのように、型にはまらない激しいリズムを奏でるジェニー。
低俗な音楽を嫌い、美しいクラッシックを求めるクリューガー。
音楽を求めながらも対称的な二人。
彼女たちが辿り着いたステージは…
「私は誰にもお辞儀しない」と言っていたジェニー。
ラストのクリューガーの眼差し。
そして、ジェニーの眼差し。
激しくも印象的なラストシーンでした。
ジャンルに縛られない、人間の本能を刺激するようなラストの演奏は確かに素晴らしかった。
ただ映画全体としては、中途半端であったような気はする。
ジェニーやクリューガーの過去の掘り下げが不十分。
かといってピアノ演奏をメインに振り切っているわけでもなかった。
そのためヒューマンドラマとしても音楽ものとしても、中途半端な作品となってしまっており残念な感じでした。
あとクリューガーが音楽バカで、看守のミュッツェに対する扱いが可愛そうだった😩
おまけ
ラストの演奏。
音楽の好みによっては、評価がガラッと変わるかもしれません。
因みに劇中のピアノ演奏は、日本人ピアニストの白木加絵さんと木吉佐和美さんが演奏しているそうです。
なんだか嬉しくなりますね😄