kunico

自由が丘でのkunicoのレビュー・感想・評価

自由が丘で(2014年製作の映画)
3.2
時間というものに弄ばれ続ける。
気づけばここは何処?私は誰?状態。
手紙バラバラ→時間軸バラバラ〜は皆さんのおっしゃる通り面白い。
けど、とても混乱する!
頭の中でルービックキューブをガチャガチャやってる状態が常に続くので、あと少ししたら知恵熱出るとこだったです。危険!
しかもその時間軸で混乱しているところにソウルのくねくねした曲がり道が沢山出てくるから、これお酒飲みながら見たら確実に気持ち悪くなると思う。笑

「6歳の僕が大人になるまで」は時間が主人公の映画だと思ったけど、この映画もそれに当てはまる物だと思った。
観る側を翻弄するのは主人公のグダグダ男ではなくて、時間という目に見えない流れ。
だからこそ中々掴みづらいし、それが歯がゆい。
歯がゆいながらも明らかにこの作品の魅力はそこにあると思う。これを負け惜しみというのでしょうか。


観てると段々海外の友達が欲しくなってくる。
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