国家や大義、敵味方さえもない、ただ生と死があるだけの戦争映画。ゾンビが主人公のゾンビ映画ってこんな感じかな…って思った。
ちなみにこの話にぐっときた人はNHKの戦争証言ドキュメンタリー『インパール作戦』『レイテ島 誤報が生んだ決戦』あたりを見てくれ。ネット環境さえあればNHKアーカイブで見放題だから。
映画の感想としては、やたら明るくビビッドなデジタル感溢れる画面。ゴア描写もまるで現代アートのよう。でもそれも計算なのかな。
戦争ひいては"敗戦"とはどういうことかを突きつけてくれる。美しい日本とか言ってる人たちには是非見てほしいね。最後には自主制作で、死ぬ気でこの作品を作り上げた塚本監督の執念を尊敬したい。
ところでこの映画セリフの音響と俳優の滑舌のせいでセリフが母国語なのに2割くらいしか聞き取れなかった。どうなってんだ
