野火のゴリラリラのレビュー・感想・評価

この作品に足りないのは、暑さと臭いだけだ。
あとは充分、というかその２つが揃ったら正に地獄である。
とにかく生々しさがハンパない。

飢えでの精神崩壊。
人間としての極限状態を伝えてくれる。

そして運よく帰れた者。
間違いなくうなされ続け、悪夢の記憶を消し去ることが出来ない。

日本人であるなら、必ず一度は観ておくべき作品。

こういうことを我々の祖先は体験した時期があったのだ。忘れてはならない。