Same

人狼ゲーム ビーストサイドのSameのレビュー・感想・評価

2.7
人狼ゲーム第2弾、今回はタイトルがビーストサイドと銘打たれている通り、映画のスタート時に土屋太鳳が人狼であることが明かされ、人狼側から見た人狼ゲームとなっています。
設定上1作目を見てからの方がすんなり作品世界に入れますね。

セットの安さや(ていうか前作そのまま?)、役者の卵達の感情表現トレーニング授業を見せられてるような、見てるこっちがこっぱずかしくなる感じも同じですが、前回より俄然良くなりました。

前回ほとんど無かった、推理や心理ゲームの面白さがありましたし、人数が減っていく後半戦にどんでん返しや盛り上がりをちゃんと作れたのが勝因ですね。

今回はゲーム内に役割として共有者、用心棒が加わり、より推理しやすくなっています。
まあ見てるこっちは高校生達の顔と名前、役割を想像して推理しながら見るには時間が少なすぎるし、そもそも人狼が誰なのかは分かっているので、いかに周りを出し抜いて人狼が勝つかを見守るスタンスになります。
だからこそ、ラストの展開に繋がるのでうまい脚本ですね。

それにしても人狼側って大変!
ゲーム中の心理戦も大多数の村人相手にやらなきゃだし、毎晩1人殺しに行くわけだけど、殺される側も必死だし笑

一作目のレビューで監督が違ったらいいなと書きましたが、一緒の人でした笑
前作よりストーリーは良かったんですけど、アドリブを交えたリアル演技の舞台を見せられてるような感じも同じだし、そもそもこの監督が生み出すキャラクターが全く好きになれません!2作通して誰も好きになれない笑
今回の土屋太鳳も1作目の桜庭ななみとベクトルは違うけど、感情移入出来ないメンタルだったなあ

おそらくだけど、序盤にメンバーそれぞれの人となりを紹介しないのが問題あると思いますね。誰と誰が付き合っててとか、それぞれの夢とかの死亡フラグをいっぱい立てといてくれた方が、感情移入できるし脱落していくのも衝撃的になると思うんですよね。

さて2作目で一区切りつき、ゲームの内容も理解できたし、3作目以降ゲームの主催者やその開催意図などあきらかになっていくのでしょうか!
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