エリタソ

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのエリタソのレビュー・感想・評価

3.0
大きな評価点は可愛く美しいダコタ。
前半のカジュアルな可愛いさ、Tシャツにジーンズのラフなスタイルが、どんどんスラッと美しい本人(とお相手の社長)に合った、大人なスタイルに変化していく。表情も。

絶賛されていた割に、「そういう描写」があるためだけの年齢制限と内容に感じてしまった。

そこを際立たせるための、肝心な中身が足りない。だったらあまり過激に映さず、R指定無しで「少女マンガ」と言われた方がスッキリ観られたのかもしれない。終盤へ向けては特にそう思えた。

これではあの「部屋」の意味合いが、、。すれ違う感情のもどかしさを表現するためだけなら、過激「風味」にする必要ないのでは、と引っかかってしまう。生い立ちへの触れ方もあっさり、主観もどっちつかずなせいか客観的に観ているだけになってしまう。

全世界の女性が虜に、、!みたいなキャッチコピーの1人になれなかった自分は「あれ?男なのかな??」と思えたw もう少し間接的に訴えかける官能耽美を期待してしまった。
好みによることだけど、個人的に音楽も内容のわりに爽やかすぎて不完全燃焼、、もっと重厚な感じだと印象も変わったような気がする、、

お気に入りは、合間に何度か入るランニングのシーン!それぞれの時系列の中で、何かを昇華するためにただひた走るところが映し出される。駆け引きも何もない、それぞれの素が見られるせいか好印象!とても好き。

きっと、小説を読んだ人には、映像化されたこの世界観がグッと入りやすいんだろうな、と思えた。未読の人には、それぞれへの愛着や感情移入も到達しないまま終わってしまうからモヤモヤするのかもしれない。

(悔しいから小説を読み始めたけど、やはり否めない少女マンガ感、、アナの心理が細かく描かれているので今後どう感じるか期待)