カント

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイのカントのレビュー・感想・評価

3.9
支配/調教映画。
世の中に恋愛映画は数多いけれど…ヒロインのアナは恋愛感情でグレイ氏に接する。しかしグレイは支配感情と調教する意欲のみ。
でも感情に乖離があったとしても「互いに必要」と求めあう所に悲劇が有る。
そこを見間違うと退屈な悲恋映画と感じてしまう事でしょう。

▼天性のマゾヒストを扱う映画としてはマギー・ギレンホールの「セクレタリー」と双璧を成す作品。

▼所でSSKバッジをご存知ですか?
たぶん調教に関して世界最高峰の調教グッズで、SSKバッジを付けた女性がいれば、その女性は「いつでもドコでも誰の精液をも受け入れる」と言う肉便器用の調教グッズ。
私も本物のSSKバッジはお目に掛かった事がなくて、是非ともバッジ着用者に出会いたい所。

本作ではプレイルームにて、かなりソフトな緊縛プレイを楽しんだりしていますが…処女の子が、2回目でいきなり駅弁ファックをねだるのはリアリティが無い。

グレイ氏が、こう言うプレイを好むに至る理由は「軽蔑されるから」と結局、最後まで明かされません。
それは脚本的な落ち度では?
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