このレビューはネタバレを含みます
Jake Gyllenhaal得意の力強い、空っぽな目線が存分に味わえる作品。
妻を亡くして、感情が溢れ出て来ないDavis。
文字通りそれまでの人生を原題にあるようにdemolish・分解し、スクラップ・アンド・ビルドしょうとする。本当の意味で生まれ、「感覚」を渇望し始める。
どんなきっかけにしろ、人にはそれぞれ覚醒の時が訪れる、それが彼にとっては妻の死だったのだろう。
何不自由ない生活の中を流れているだけだったDavisが、それまでは考えもしなかったような些細なことに興味を示すようになる感覚、破壊と分解の衝動にかられるのはすごく共感できるところがあるが、回数が若干多すぎて、いわゆる、beating the dead horseしすぎなところが残念。
最も印象に残ったのは、Karenの息子である。
「Sometime I imagine his dick in my mouth」には思わず声を出して笑ってしまった。Davisのアドバイスもいかにもノンケの男がいいそうな内容でなんとも言えない気持ちになった。
Naomi Wattsは素晴らしい女優だが、この役には美しすぎたのでは?
邦題にもなっている付箋、
If it's raining you won't see me,
if it's sunny you will think of me.
実際よく意味がわからなかった。