りす

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのりすのレビュー・感想・評価

2.7
2017年293本目、12月6本目の鑑賞

ジャンマルクヴァレ監督
ジェイクギレンホール主演


事故で妻を亡くした主人公の喪失と再生を描いてるという今作
この主人公の悲しいんだけども、悲しいっていう感覚が分からないような様子にとても共感できた
人間ってすぐに感情が表に現れる人もいれば、一方で中々自分の状況が理解できず、感情が簡単には出せない人もいるように思う
今作の主人公は後者

制作関係者のことを言えば、まずはギレンホールの演技って秀逸
そして、この監督は孤独な挑戦?に挑む主人公を撮るのが好きみたいですね

うーん原題の解体の方がしっくりくる
邦題は少しオシャレにしすぎな印象

最後の展開はやや強引だが、登場人物の心が変わるのに鑑賞者は理由を必要とするが、本来、人の心が変わるのに理由がないことなんてよくあるのかもしれない
このことを踏まえれば決して強引とは言えなあラストなのかもしれない

むしろ自然な終わり方とも捉えられるし、私はそう捉えることにした
りす

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