はやとざる

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのはやとざるのレビュー・感想・評価

3.8
人生に予期せぬことが起きたとき、どうなってしまうのか。自分でも心の反応はわからない。

そんな時、見ず知らずのデイビスとカレンは繋がり、互いの人生が交わる。
デイビスが抱えた空虚の行方、それが物語。

愛する人の死に直面したとき、
その悲しみを誰かと共感したいなんて思わない。
その人とふたりで過ごした時間は二人のもの。だから事情を知らない誰かの方が楽な時もある。

不格好に見えても無骨な姿は、かっこよく見える。
自分を見失った時こそ、本当の自分が現れるんだなと思えた。
いい映画。