クルミ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのクルミのレビュー・感想・評価

3.6
一回観ただけじゃなかなか理解出来なくて2回観て、1回巻き戻したりを繰り返した🙄

ディヴィスは妻を亡くしたけど不思議と冷静で、葬儀では泣く練習をしたり仕事にアッサリ復帰したり、終いには奇行をしだして観ているこちらまで心配になった。
奇行シーンはまるで子供に戻ったみたいに衝動的に動いてて面白くてコメディみたいだった💭

受け取り方は本当に人それぞれになりそうだけど、それに関係なく恐らくポイントとなってるのは
小山薫堂さんの言ってた「グルーミング」、それと「子供」だと思いました
特にグルーミングの件は
猿の毛づくろい、ディヴィスの髭剃り、足のマッサージなど
ディヴィスは自分のグルーミングだけで、妻に対してはしていなかったっていうのが分かって、確かに、と!

ディヴィスは長年自分を曝け出せていなかっまから自分の感情も妻への愛も分からなくなってて
それを破壊していくことで気付けた、という解釈でいいのかな…

良くできたお話で面白かったけど振り返ってみるとそんなに共感とか感情移入は出来なくて、まあ好みではなかったです😌
でもほんとに面白くて、観てよかった🎬


以下完全なネタバレにはなりますが


妻の引き出しから妊娠発覚の写真をみつけて自分の子供だと思ったみたいだけど
実際は浮気相手との子供で、だから隠してたっていうシーン、
最初それを見つけて自分の子だと思った時点で浮気してるのかとかそういう思考にならなかったのは心のどこかで妻は自分を見てくれているっていう自信と、同時に妻に浮気を疑うほど関心が無かったんだな〜…と思いました
そして妻もディヴィスにグルーミングしてもディヴィスは自分にグルーミングしてくれないから、自分に無関心なことも知っていたから浮気とかしちゃったのかな…
でもまあその事実のおかげでまたディヴィスの本来の心が戻ってきたと思うので現実では良くないがこの映画ではオールオッケー🙆‍♀️
クルミ

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