あおい

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのあおいのレビュー・感想・評価

2.7
君を失って、世界は色付き始める…

ジェイク・ギレンホールが妻を亡くして、どんどんヤバい人になる話。一種のラブストーリーであり、非常に重い人間ドラマでもある。

ストーリーは非常にシンプル。妻が亡くなり、夫は妻の存在について深く考え始める。そうこうしてるうちに、全てを壊して気持ちを落ち着かせるようになり、またクレーマーとして手紙を出した顧客窓口の人、その家族と触れ合い、自分を見つめ直す話。

壊すと一口に言っても、モノだけじゃなく人間関係をも壊していくジェイク・ギレンホール。やばい言動の数々によって、みるみるうちに人望は消えて行きます。でも、その人望は嘘で塗り固められたものであり、果ては家族と思っていたものまでが、秘密で塗れていたことを知ります。ここまでくると、気の毒で仕方なくなります( ^ω^ )

でも、割り切ったジェイク・ギレンホールはここで折れたりはしません。別の家族に触れ、性について悩む少年と触れ、妻との思い出に触れ、最後は清々しい笑顔を見せてくれます。ずーっと暗い映画なのですが、ラストは意外とさっぱりしてました。この先彼がどうなるのかは、謎ですが。

決して面白くはないけど、こういう愛の形があることや、泣きっ面に蜂ってこういことかってなる映画です( ^ω^ )病んでる時にみたら、かえって病むかもしれませんが、これよりは酷くないかって割り切れる可能性もあります。

失恋した人にもおススメ( ^ω^ )
あおい

あおい