うりた

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのうりたのレビュー・感想・評価

4.0
掴みどころのない邦題に、掴みどころのない男の掴みどころのない映画だった。
でも、なんかいい。

主人公の奇行には、笑えばいいのか悲しめばいいのか、どうやって見守ればいいのか戸惑いながら見ていた。
彼もこの気持ちになんて名前をつけたらいいのか手探りだったんだろう。

ラストに至るまでの流れが自然ではありつつも、主人公の些細な心の動きを読み取る必要のある映画だし、それ故にジェイク・ギレンホールの表情の一つ一つが光っていた。
そしてナオミ・ワッツはいつまでも可愛い…

原題よりも、邦題の方が考えさせられる余白があって素敵だと思う。
うりた

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