妻を交通事後で失ったがなにも悲しさを感じられない夫。愛がなかったとそう表現する。
その後、彼は色々なものを分解する衝動を抑えることができなくなり、家までもをぶち壊す。
生きている感じがせず、破壊行為でしか生をつなぎとめて置けなかったのかなと思う。
カレンや彼女の息子もまた、傷を抱え、歯車の狂った家族。彼らとお互いの傷を舐めあって、なんとか生にとどまっている。
そんななか、息子が死にかけ、カレンの夫が出張から帰ってきて、車で亡くなった奥さんのメモを見て、愛のあった思い出を思い出し、ちゃんと悲しむことができた。そして、前に進むことができるようになったっていう話。
タイトルが文学的で惹かれて見てみた!
よくわからない部分や、感情的に登場人物に共感はできないけど、雰囲気が好きで、なぜか見入ってしまう映画。