牛猫

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの牛猫のレビュー・感想・評価

3.5
突然の事故により妻を亡くしたエリート銀行員が、身の回りのものを破壊することをきっかけに変わっていく話。

あらすじだけみるとなんとも荒唐無稽な話に思えるけど、実際に観てみると結構引き込まれた。偏に役者の演技力に因るところが大きかったのかも。

今まで一緒に暮らしていた人が突然いなくなってしまう。
悲しいとか、苦しいとかよりも、あまりの喪失感で壊れていってしまう。
主人公を演じたジェイクギレンホールの表情や佇まいに妙な説得力があった。
ナイトクローラーやサウスポーに比べるとずいぶん地味な映画だけど、明るい未来を暗示するようなラストで、鑑賞後の後味はとても良かった。
牛猫

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