からあげ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのからあげのレビュー・感想・評価

4.0
想像していた内容とは違っていた‥
いい意味で裏切られた作品だった。
このような感情表現は今まで見たことも接し
たことも経験なかったので、作品をどういう
ふうにとらえたらよいのか分からなかった。
自分なりに考えた作品に対する感想でレビュー
書きます。

突然すぎるくらい突然に妻を亡くしてしまい
この世界からいなくなり、受け入れられない
主人公デイビスがいた。

涙が流れてくれたら苦しみが少しは減るのに
涙すら流れない苦しみと孤独があった。

エリートだったデイビスは仕事人間だった為に
沢山のことを見逃して生活していた。
妻のこともそうだったんだろう‥

妻の残像が脳裏に浮かび、自分が見逃していた
ことを知りたくて分解する。
消したくて破壊してしまう‥
そうしないと自分が壊れるからなんだろう〜
心の準備もないまま、パートナーが突然いなく
なってしまうのは、暗黒の中に放り出された
気持ちになってしまうのかもしれない。

自分の不甲斐なさを謝ることも、
「愛してる‥」と伝えられない思いが切ない。
せめて、生きてさえいてくれたら‥
一度愛した相手は生きて存在していて欲しい。
誰もが願うこと。

カレン親子との出会いがデイビスにとって
一筋の光を照らしてくれていた。
這い上がりまたデイビスは人生を歩んでゆく
んだろう。



主演のジェイク・ジレンホールがとても良か
った。パケージの表情がいいですね。
からあげ

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