じょせふ

雨の日は会えない、晴れた日は君を想うのじょせふのレビュー・感想・評価

3.9
”ノクターン”が凄くいい感じに差し込まれていて、躁鬱映画みたいなこの映画のバランスを取っていた。
内容と原題(demolition:解体)を完全に無視した絶句レベルで酷い邦題だけど、内容は批判の多い割には監督のアイデアや繊細な心情描写など素晴らしく、そして現代に生きる我々が受け取るべきメッセージも多かった。
映像も綺麗で、ジェイク・ギレンホールの感情の起伏が少ないのに表情が豊かな演技には毎度驚かされる。
虚無感に溺れ、破壊衝動を抑えられなくなり、今度は痛みに幸福を覚え、やっと自分とそして亡くしたものと向き合える。
やはり「demolition」というタイトルがピッタリとはまる。
じょせふ

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