雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの作品情報・感想・評価 - 237ページ目

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う2015年製作の映画)

Demolition

上映日:2017年02月18日

製作国:

上映時間:101分

3.7

あらすじ

妻が死んで気がついた。彼女のことは、よく知らない。僕はあまりにも君に無関心だった―。 自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを抱え、身の回りのあらゆるもの―妻のドレッサー、パソコン、冷蔵庫、そして自らの自宅までを壊し始めたディヴィス。 すべてをぶち壊してゼロにする―。 “破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは―?喪失と哀しみ、そして再生への旅路を描いた物語。

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」に投稿された感想・評価

小林

小林の感想・評価

4.5
2017/2/18 16本目 シネマカリテ

個人的には傑作の類。終始、綺麗事を一切排除した世界観に魅了される。キャラもみななかなかにファックな感じで、そこが愛せる。全体的に、エモい。
ryoshino

ryoshinoの感想・評価

4.2
自分の心のことが分からない、周りの人が何を考えていて周りのモノがどんな成り立ちになっているかも考えたことがなかった。だから分解してみよう!というの、すごくしっくりきた。
妻の死をきっかけに世界が鮮やかに見えてくるコネエリートマンが主人公。感情の機微の描き方がうまい

メタファーまみれの傑作。
何気なく過ぎていく日々を作っていた身の回りのものすべてが、何かのメタファーに思えるようになるんだけど、その中身を見てみたくなるという主人公の発言自体もメタファー。
破壊と再生というテーマも散りばめられていたし、メタフィクション的語りもあった。

全体的にすごく好みとしかいえない映画だった
23

23の感想・評価

3.0
無機質な男の再生物語。

破壊の先の再生を描いているが、破壊が果たして何を意味するのか、中身が見えていないから分解なのかも知れないが、唐突というか、結びつきがわかりにくいというか。。
結末もどこか飛躍的で、ついて行けなかった。

最近のギレンホールはどこか緊迫感のある一線を越える役が多いが、本作でもシリアスかつハードボイルドで良くも悪くもギレンホールで成り立っている映画だった。
Dear Champion Vending Company

自然光での撮影がやたら多いと思ったけど、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』の監督なのか、と。あの時は予算がなくて(はじめは)仕方なく自然光で撮ってたみたいだけど、そこから意図的に使うようになったのかな。フィルモグラフィー追ってるわけじゃないから確かではないけど。

妻を喪ったのに、全く哀しみを感じられず何の実感もない男が、なんやかんやで徐々に癒やされて哀しみを取り戻していく話って最近多いような気がしなくもない。なんか邦画でも予告編で見た気もする。そういう気分が流行っているのかな。ジェイク・ギレンホールぱわーで主人公:デイヴィスの壊れっぷりとユーモアがなかなか楽しい感じに仕上がっているので、粗筋がよくある感じでも全然構わない(なにより、よくあるなと思っているだけでそれらを観ているわけでもない。マシュー・マコノヒーが樹海行くやつとか)。

ジョン・ウィックみたいな家に住んでるジェイク・ギレンホールが、もうそれだけでなんだか哀愁漂っている(そういえば、ジョン・ウィックも妻を亡くした男が暴れる話だった)。哀しそうな顔しているのに全く哀しそうに見えない主人公が葬式を済ませて即日常に戻っていくとき、カメラは常に手持ちで揺れていて、カレン・モレノ(ナオミ・ワッツ)や彼女の息子クリス(ジュダ・ルイス)と過ごすうちに徐々に画面の揺れはおさまって、やがて……という演出もベタだけど悪くない。デイヴィスの壊れっぷりというか壊しっぷりには『ナイトクローラー』のルイス・ブルームを感じさせるサイコな感じが出ていてとてもよかった。あと、ポスターにもなっていて、何度か映っているデイヴィスの通勤風景で、クリスに録音してもらったロックな音源を聴きながらの場面(3回目くらい?)がやんちゃで素晴らしい。

ナオミ・ワッツもクリス・クーパーもよかったし、何故か公式サイトに名前も乗ってないヘザー・リンドも良かったけど、なによりクリス役のジュダ・ルイス君が素晴らしく、『ナイスガイズ!』のアンガーリー・ライスに引き続いてクールキッドが群雄割拠しているのを肌で感じた。頭が良すぎて、繊細過ぎて、世間に馴染めない彼とデイヴィスがたちまち仲良くなって、ガレージで暴れるところで(何故か)『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-』のブレナンとデールを思い出したりして、役割的にデイヴィスは父親なんだけど、二人の関係が兄弟っぽくもあるのかなと思ったり。クリスがタバコ吸うところとか、ホームセンターで買い物しながらの会話とか、とにかく何もかもが素晴らしい。登場とラストのカットで双眼鏡越しにデイヴィスを見るクリスは子供の姿をした天使であることは間違いないけど、タバコをあんな風に吸って、容赦なく拳銃を撃てる天使なら、そりゃデイヴィスも救われるに決っている。

とにかく、ジュダ・ルイス君が素晴らしい映画だった。

Customer service is a profession?
邦題が意外と良いんだなぁ。
このタイトルから感じる愛と、その後の主人公が起こす行動が、
本当に心温まる。

日々暮らしていく中で、
空虚感は自分もあるし、主人公たちみたいに
破壊欲が生まれることもある。
けど、抑えてる。

その破壊していく人間らしさが清々しいけど、
一番は全てを受け入れた主人公が子供達と走り出していく姿が一番清々しかった。

見てる途中はなかなか感情移入しにくいし、
わかりにくい。
けど、後から理解でき、ジワるスルメ映画。

またもや今年一番を更新かも。
N

Nの感想・評価

4.0
狐の嫁入りというか、晴れた日にしとしと降る雨のような、優しくて美しい作品でした。
破壊と再生の中で浮かんでは消える心象風景のビジュアルも印象的。
社会の枠からどんどんズレていくデイヴィス(ジェイク)の虚ろな瞳と表情の中に光る感情の欠片が胸に刺さってはキリキリと痛んで、でもそれが心地よかった。
私の中にもある弱さや歪みと共鳴して涙が出ました。
ジェイクがインタビューでも言っていたけれど、デイヴィスがすべての登場人物を尊重している姿勢にも癒される。
覚束無いけれど、優しい世界。
息子のクリス(ジューダ)もちゃんと立って前へ進んでくれるといいなと勝手に祈ってしまった。
音楽の使い方もかっこよくて、知らない曲ばかりだったので少しづつ集めてデイヴィスみたいに街中でヘッドホンをつけて聞いてみたい!
パンフレットは読み応えはあまりないですが、デザインが可愛くて満足でした。
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
自分の気持ちが解せなくて感情の出口を探し回る男の表情は正にこんな感じか…J.ギレンホール納得の演技。烈しい行動も必要なプロセス、人との繋がりが次第に心を解きほぐしていくドラマが温かい。
Masataka

Masatakaの感想・評価

4.1
ダラス・バイヤーズ・クラブで知られるマルク・ヴァレ監督、そしてクセがすごい俳優、ジェイク・ギレンホール主演。妻の死という喪失を無意識下、破壊衝動を通して昇華していく男の物語。なんてことはない映画の気もするけど、僕は好きだった。どこか文学作品を読んでいるような心持ちになる。
ジェイク・ギレンホールやナオミ・ワッツは言わずもがな、子役の美少年の存在感が素晴らしい。女の子が男の子役を演じているのか?と思ったほどの美少年。
エンディング曲(カナダのHalf moon runというバンド)が映画の終わりの雰囲気とてもマッチしていて良かった。ガス・ヴァン・サントの「永遠の僕たち」でラストにNICOの曲が流れた時と同じように、じんと感動した。
katohy

katohyの感想・評価

4.0
ジェイクギレンホールの危なっかしいけど安定した演技も良かったし、ナオミワッツや子役の子も、よかった。
クスクス笑えつつ、
ジワジワと感動した。