雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの作品情報・感想・評価 - 238ページ目

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」に投稿された感想・評価

破壊による解放を求めて。



妻を交通事故で先立たれながら、涙ひとつ出ない自分に疑問を持つディヴィス。

「心の修理も車の修理も同じなんだ、一度総点検してみろ」

義父フィルのこの言葉を皮切りに、彼は身の回りのものを次々と破壊していく。



ディヴィスは破壊することで、自分の心を取り戻そうとしていた。

けれど破壊し続けるだけでは、一度失ったものを再構築させることができない。

そんな彼にとって、カレンやクリスとの出逢いは、潜在意識の中で眠っていたモノを呼び覚ますきっかけになったのだろう。

心が晴れて初めて、"君"を想える。
toyosea

toyoseaの感想・評価

4.5
不思議な気持ちになりました。
何かをぶっ壊したくなる気持ち、すごいわかる。
壊しても壊しても、根本的な解決には至らないから、「分解したものを少しずつまた立て直せばいい」というセリフを自然に描写していてよかった。

エンディングテーマのHalf Moon Runの"Warmest Regards"が良曲すぎる。
まさ

まさの感想・評価

4.0
もう最高!めちゃくちゃ面白い!主演はファックの伝道師ジェイク・ギレンホール!ジェイクは今回も名演でした。繊細な演技から大胆なファッキン・演技まで幅広く披露してます!ナオミ・ワッツも素晴らしいですね。歳を重ねてもなお美しいですし、これまた演技が素晴らしい!そして、ナオミ・ワッツの息子役のジュダ・ルイスが最高。この作品で一番のファック野郎でした。ジェイクと銃を撃つシーンは最高にイカレテル!

そして、ジェイクが次々に物を解体するシーンは「ファイトクラブ」並みの破壊力、爽快感!

ジャン=マルク・ヴァレ監督は今回も音楽でやってくれました!もうね、最高。サントラほしー。「カフェドフロール」も強烈なインパクトのサントラだったが、今回もやばい。この監督の作品はホント安定の面白さですね。

殴り書き10分レビュー終了。
もともと壊れていたのか。
それとも正直になれなかっただけなのか。
心が少年のままだったからなのか。
いろいろあるがまたもう一回観返したい映画である。
fuccalibra

fuccalibraの感想・評価

3.5
途中まではジェイク・ギレンホールに
いらいら。
だが。
それは、自分の願望だからだった。
それはそれとして、
感情を取り戻していく過程が
取り繕ったり、
丸く収めようとしていなくて
それが良かった。
「なかった」ものが「ある」になる、
極端な振れ方が良かった。
ゆう

ゆうの感想・評価

4.7
ジェイクジレンホールの男前さだけでなく、演技で出す虚無感と憂鬱さが好きすぎる。最後の展開はけっこう衝撃だった。
yahhotaka

yahhotakaの感想・評価

4.0
妻を亡くした男がこのことで悲しまない自分に驚き、やがて空虚さが。
自分の中には何も無いのでは?と思ったのか、いろいろなモノの中を分解し、中身を観ずには入られなくなってしまう。
どんどんエスカレートし、分解は破壊へ変わっていく、とうとう亡くなった妻との結婚生活をも破壊し、ゼロにしようともがく。
自分の居場所が分からなくなりかける。
そのさなか知り合った母子と共鳴し合い、救われていく。
最後は妻への愛はあったのに、おざなりにしてしまっていた事に気づく。
素晴らしい映画でした。
初めて邦題が原題を超えた様な感じがする、良いタイトルだと思います。
永い言い訳のほうが好きだけど、ジェイクギレンホールが良かった>_<
Yukiko

Yukikoの感想・評価

4.0
2017年9月23日
『雨の日は会えない。晴れた日は君を思う』
2015年制作
監督、ジャン=マルク・ヴァレ。
『私に会うまでの1600キロ』という映画も、
この監督さんの作品だ。

義父のフィルから言われた言葉。
「壊れたものは、一旦全て分解してみるしかない。
そして、もう一度組み立て直すのだ」

交通事故で妻を亡くし、涙が出ない夫ディヴィス
(ジェイク・ギレンホール)は、義父の言葉を
実地で試してみることにした。
自宅の電化製品や職場のパソコン、トイレのドア、
果ては自宅の家具や建物そのものまで壊そうとする。

主人公のディヴィスが、妻を亡くしたことによる
心の喪失感、空虚感=壊れた を表しているのかな。
徹底的に壊して、
そして、そこから再生。

知り合った母子との交わりや、それまで関わる
ことのなかった人達に声をかけてみたりと、
主人公の行動は、混乱の後の人間再生を
兼ねているんだよね。

終盤、亡き妻の墓参りの帰り際、車の中から
亡くなった妻の字の付箋が出てきた。

「雨の日は会えない。晴れた日は君を思う」

と書かれた文字を見て、夫だったディヴィスは、
ようやく妻への愛、妻が亡くなった悲しみを、
素直に表現でき、涙を流して泣くことができた。


中盤にも何度も繰り返される、知り合ったばかりの
女性との交流や、破壊工作。
それがくどく感じられたが、ディヴィスの心模様を
丁寧に描いているってことなんだろう。
その場面があるから、再生も意味を成す。

亡き妻の付箋の言葉は心に染みる。
まるで亡き妻が夫に語りかけているように、
晴れた日には貴方を思っていますよと。
この言葉を邦題にして正解かも。

アウトドア……
雨の日は君と楽しめない、でも晴れた日には
君と一緒に楽しみたいわ❤……って感じで、
天気の良い日にこの映画の題名をよく思い
出しています。
doyle

doyleの感想・評価

3.5
原題は解体の意味なので、邦題はよく考えたなぁと観終わった今は思います。
妻を亡くし自分の感情を全くコントロールできない男(ジェイク)が、お義父さんの言葉を受けて、大胆に色んなものを破壊する。これが物理的な破壊に留まらず、心理的な再生に繋がっていく様子にじわじわきました。