雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの作品情報・感想・評価 - 273ページ目

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う2015年製作の映画)

Demolition

上映日:2017年02月18日

製作国:

上映時間:101分

3.7

あらすじ

妻が死んで気がついた。彼女のことは、よく知らない。僕はあまりにも君に無関心だった―。 自らの感情とうまく向き合えない哀しみと虚しさを抱え、身の回りのあらゆるもの―妻のドレッサー、パソコン、冷蔵庫、そして自らの自宅までを壊し始めたディヴィス。 すべてをぶち壊してゼロにする―。 “破壊”を経て辿り着いた、人生で本当に大切なものとは―?喪失と哀しみ、そして再生への旅路を描いた物語。

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」に投稿された感想・評価

cano

canoの感想・評価

3.4
もし当たり前に寄り添っていた妻が突然いなくなってしまったら。
死から始まるこの映画は、ありがちな絶望感とか悲壮感とかそんなんでなくて、デンジャラスで、どこか不安でザワザワする映画だった!

ジェイク・ギレンホールの目元がすき。ナイトクローラーでも今作でも、何を考えてるか分からないくらい無表情の役なのに、絶妙に感情が伝わってくるから本当に上手いなと思う。
息子役の子との絡みが良かった。あの子の声も好き。

訳のわからない見たこともない雰囲気にヒヤッとさせられながらグイグイのまれて、最後は泣いてた。感情移入というより、客観的に傍観してる感じ。しかしクライマックスの流れは少し荒いような気がしてもったいない。。
そしてシンプルでそのまんまな原題に比べ、邦題がビミョウすぎる。。かっこわるい話じゃないのにかっこわるい。。


余談ですが
Filmarksの試写会が当たり、ドキドキしながら観てきました。ユーロライブ、大人の街の中に落ち着いた雰囲気で、客席も丁度良い傾斜で見やすかったです。うるさくない打ちっぱなしの建物がすてき。
c4711

c4711の感想・評価

3.3
結婚もして仕事も充実した男が
ある日突然
妻を亡くす話。
けれど全く涙が出なくて
自分にわなにが大切で
なにが偽りだったのか模索する。
破壊することで
気持ちをリセットさせて
再生に向かう。
なにかに行き止まった時
全てを0にするのもアリだなと
思いました。
試写会@渋谷ユーロライブ。
前作「サウスポー」に続き、突然の事故により妻に先立たれる主人公をジェイク・ギレンホールが好演。妻を失っても一滴の涙も出ず、哀しみに無感覚になっている自分を取り戻そうと奮闘する姿。

自身のココロを解体するように、冷蔵庫やパソコンを解体する。遂にはブルドーザーで自宅までも…

狂気じみた彼の行動には共感出来ないが、終盤、妻の秘密が明らかになると、彼が切なく愛おしく思えてくる。隣の男性はハンカチで両眼を覆っていた。自らの人生を破壊することで、少しづつ再生していく姿に胸が熱くなる。
作品には、なんとも言えない人生の可笑しみを感じる。静かで切なくて温かい何か…。
海辺で戯れあうシーンが美しい。コニーアイランドのメリーゴーランドはやはり切ない。生き方に迷ってる方におすすめです。











(追記)
N.ワッツの息子役が良い味出している。FREEのあの名曲でドラム叩いてたが、あんなシブい楽曲、なぜ知ってるのか? 邦題は考え直したほうが良い。タイトルからは何も想起できない。例えば「愛しのデモリッションマン」でも良いのでは?
k

kの感想・評価

4.0
Filmarksの試写会が当たり、渋谷のユーロライブで鑑賞。

好きな俳優の一人であるジェイク・ギレンホールが主役。
そして、2016年の劇場鑑賞数100本目のメモリアルな作品。


「Demolition」(破壊)が、どうして邦題では「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」なのか。
不安と期待。

映画は、何気ない日常から始まり突如終わりを迎える。

妻の死。

でも、なぜか泣けない主人公のデイヴィス。
本当に愛していたのかわからなくなる。

初めて本心を打ち明けたのが、自販機の苦情係。

そして、人生をリセットするため、原因を追究するため、破壊していく。

「ナイトクローラー」のジェイクよりも人間らしさのある今作の方が魅力がある。
そして、ジェイクの作業着にサスペンダー姿には間違いなく惚れる。

このレビューはネタバレを含みます


主人公は、今まで生きてきた中で楽を選択し続けてきたのだろう。
大学の卒業も、就職も、結婚も。

だからこそ彼は妻の死を境に、自身を省みることになったのだ。

置いて行かれてしまったのだ。
周りは悲しんでいるのに、自分はなにも感じていない。
涙を流すべき環境、伴侶としての立ち位置、悲しむべきだとわかっているのに、悲しめない、涙が出ない自分。
妻がいなくてもなにも変わらないと気がついてしまった。

自分が世界からずれていたことに気がついてしまったら、もう戻ることはできない。
どうしたらいいのかを探さなければいけなくなってしまった。

義父から、「理解したければ一度解体して組み直さないといけない」と言われた主人公は、壊れた物をひたすらに解体する。

彼は身の回りにある物を壊し始めた。
ドア、PC、他人の家、妻に関わる物、自分そのものまで。
この物語は主人公が壊れていく様を見ていくようなものだ。
自分を壊しきっても、それは直ることはなかった。

妻はすでに失われていて、自分の手で壊すことができなかったからだ。

これで終われば悲しい物語になっただろうが、妻は写真を残していた。
不倫で懐妊した写真だった。

妻はすでに壊れていたのだ。
その事に気がついた主人公はやっと全てを破壊することができた。

最後に壊れるものを壊さなかったのは本当に良いと思った。
fuku

fukuの感想・評価

-
一足先に試写会にて。

妻の事故死。
愛していなかったと涙も流さず、早々に日々の生活を取り戻す主人公。
しかし日が経つに連れて、彼は今まで眼中にも無く、考えもしなかった周辺のこと(どうでもいいこと?)がやたら気になっていく。
それが原題『demolition』に繋がっていくわけで。

とにかくジェイク・ギレンホールの壊れっぷりが爽快。かなりいっちゃってると言ってもいい。

劇中流れるストーンズ、ボウイはもちろんですが、Heartの『crazy on you』など音楽がいい。

けっきょく、彼は妻のことを凄く愛していたのかな。

再生の物語。
ぽよよ

ぽよよの感想・評価

4.7
何の情報もなく見たけど、最高でした! 伴侶の死に直面したときって、意外とこんな感じかも…と。死について、家族との過ごし方について、自分の生き方について、いろいろと考えさせられました。
tataminy

tataminyの感想・評価

3.9
12月15日 渋谷ユーロライブ 試写会

エリート銀行マンの主人公。これまでの人生は常識的に正しいとされることを選んできた。突然の事故に夜妻の死をきっかけに彼は今までの人生を破壊し再生へと向かう‥。

ジェイクの怪演が目を引きます。
シングルマザーや彼女の息子、義理父との関係性が心にじんわりきました。しみじみと後を引く、地味だけどいい映画でした。

ただ、好き嫌いはわかれると思います。
あっこ

あっこの感想・評価

3.3
試写会で観ました。
大好きなジェイクギレンホールの気が狂う演技は最高。でも内容はあまり好みではなかったかな。
心って難しい。時々どこに行ったかわからなくなるくらい。
自分のものなのに自分でわからない、他人のものだってわからない。壊して直すといわれても、壊すことができなかったり、壊すだけ壊して元に戻せなかったりする。そういう難しくて厄介な心というものを、みんな必ずひとつ持っている。
登場人物たちが自分の心を知って、悩んだり、怒ったり、笑ったり、話したり、悲しんだりする姿。他人の心と少しずつでも歩み寄る姿。そのひとつひとつが、失ったものの中から見つけた希望に見えた。希望はあるのだと思えた。
音楽もとてもよく、いい映画でした。