雨の日は会えない、晴れた日は君を想うの作品情報・感想・評価 - 348ページ目

「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」に投稿された感想・評価

akekokko

akekokkoの感想・評価

3.9
なんだろう……

先ず一瞬にして大切なものを他人に壊された。

次に大切なものを次から次へと今度は自ら壊し始める。


壊れた自動販売機に腹を立ててみたり。

そして、最後は壊れたものは二度と元には戻らないと気付き、今度は壊れていたものを修復する。

破壊がやたらと多かったな。
それにギレンホールのシャワーシーンも(笑)
髭を剃るシーンも強調されていたのはなんか意味があったのかな…

もし、私がナオミワッツの立場ならギレンホールみたいな謎で危なっかしい人には、わざわざ自分から近寄ったりはしないだろうな(^o^;)
でも、彼女は彼のブロークンな心を見抜いたんだろうね。
それに彼女の思春期の息子がギレンホールに心を開いてくんだけど、命をかけたゲームには思わず爆笑した。

当たり前の毎日につい見えなくなっていること、きっといっぱいあるんだろうなぁ。
相手に対する思いやりや感謝の気持ち、そんなことを気付かせてくれるような映画でした。
ジョナ

ジョナの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

妻が死んでも無関心なヤバいやつにしか見えなかったけど最後に主人公に人間らしさが見れて良かった。悲しげだけど美しい映画。
時々街中で見かけるヤバそうな輩、というのを演じさせたらさすがにジェイク・ギレンホールは上手い。

妻が突然の事故で死亡、全く実感の持てない中年男が衝動的な行動を取ったりものを破壊したりしながら日々をやり過ごすなか不意に同程度の年齢の女性に出会い、交流を深めてゆく、という、100000000回ほど繰り返されてきた筋立てだが、編集や音楽使い、演出の丁寧さや巧さでそこは引っ張ってゆく。

主人公の頭の中、自分の世界と現実の世界の区別が付きにくく撮られている。死んだあと、鏡や水たまりに不意に映りこむ妻はJホラーの幽霊に似ている。また、主人公が新たに出会うことになる女性も、序盤では「この人は本当に実在するのだろうか? 彼の妄想では?」という疑念を捨てきれないように演出されている。

その居心地の悪さもストーリーテリングの過程で解消されるのだが、しかし、どうも小綺麗にまとまり過ぎてはいないかという結末を見せて終わったところでこの疑念がもう一度頭をもたげてくる。エンドロールのジェイク・ギレンホールの声が、ちょっとだけ不穏な印象を後押しする。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.9
2017-045-032-013
2017.3.22 テアトル梅田 Scr.1

・突然の喪失。心がとまる
悲しいとき、人は・・・
・永遠会えない。認識と再生
・ナオミ・ワッツ

昔、大事な人をなくしたとき、暫く食事が喉を通らなかった。
だけど・・・
次第に腹が減ってきた。
なんかあさましいなって思った。
自分が。
そういう生命の性が。
疎ましかった。

だけど年月を経て、色々な経験をして、様々な物事を見聞きして。
生命っていうのは、生きるっていうのはそういうことなのかな、と、寧ろ肯定的に捉えられるようになってきた。
生きるっていうのはそういうことなんだよなって(^_^)
大変僭越ですけどf(^_^;

あまりに大きな悲しみが
あまりに突然襲ってきて
心がフリーズしてしまったデイヴィス。
彼の時間が止まってしまう。

そういうことってあるんだと思う。
彼の場合は特に。
彼女の存在を意識しなくなるほどに、恐らくは安心しきっていた。

起こった事実に、心の認識が追い付けない。
だから涙さえでない。
涙がでない自分が許せない。
妻のいない世界を受け入れられない。
許せない。
理解できない。
何故世界は俺の心を分かってくれない。
何故世界は俺を助けてくれない。

そんな彼の心が、
様々な出来事に出会って、再び動き出すまでの物語(^_^)
生きていくって、そういうことなんだね、多分。

永遠に会えない。
雨の日は会えない、晴れた日は君を思う
それは永遠に会えないということ。
彼はそれを理解した。
凍っていた彼の心が一気に溶けだす。

彼は泣いて
全てを理解して
そして再び生き始める。
彼女の喜ぶ姿を心のなかで見つめながら。

良かった(^_^)

本作で印象に残ったのはナオミ・ワッツの美しさ。
他のどの作品よりも綺麗にみえた。
化粧っけのない、母性が滲む美しさ・・・だったのかな。

追記。
・凄い印象に残る作品だったんだけど、少しだけバランスが・・・と思わなくもなかったので、スコアこんな感じで。
・永い言い訳、と皆さん比較していらっしゃいますね。未見です。見たくなってきたかな(^_^)
yucco

yuccoの感想・評価

3.5
タイトルとフライヤーの写真に惹かれて鑑賞。ラストの主人公が義父に言うセリフが印象的で、全てがストンと落ちる。途中まで、んーって感じやったけど、後半おもしろくなってきて、最後は観てよかったってなるので、挫折せずに最後まで観てほしい。
Tristan

Tristanの感想・評価

4.2
言葉では言い表せない良さがあった。
何度も反芻して、そのうち感想書くかも。


愛されてるっていうのを自覚して、感謝しなきゃいけないなぁなんて思った。
魔法の呪文だった
妻を喪った男が他の家庭と交流を深めーというあらすじが『永い言い訳』なんかを思い出すが本作では男の関心は『破壊(原題)』へと向かう。自分自身でも訳が分からずひたすら破壊、破壊、破壊。会社のトイレ、冷蔵庫、終いには自らの家すらも。ラストはビルの倒壊で終わるし実質『ファイトクラブ』的なところも結構ある
けれど彼が日常へと帰還するきっかけは酷く唐突で、辿り着くまでが長く、不器用で、いとおしかった。なんてことない毎日がかけがえないの
kaworim

kaworimの感想・評価

3.7
J・ギレンホールの壊しっぷりが凄まじい(笑)大切な誰かを失った時、みんながみんな泣ける訳じゃなくて、でも身体のどこかが悲鳴を上げてるからバランスを取ろうとしておかしなことしたりするんだろうな。
息子役のジュダ・ルイス、演技上手かった。リバーフェニックスやディカプリオがダブって見えた。

観に来て良かった。
うーん、正直あまりお話自体には乗りきれなかった。
でもデイヴィスとカレンの関係はとても魅力的だったし、2人が初めて直接対面するシーンも、デイヴィスの手紙からシームレスにそこに繋がっていてとても気持ち良かった。
そしてカレンの息子を演じているジュダ・ルイスのあの年頃特有の強がりの中にある繊細さが感じられる演技も良かった。
所々に美しいシーンが多く、特に海辺でのシーンや、回想の中に登場するメリーゴーランドでのシーンが特に気に入いった。
rin

rinの感想・評価

3.6
『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』


め、メンヘラ映画…!と思ってしまったけれど、あとあと思えば何となく
何となく分か…る…?

妻のことを愛してなかった、と言い
楽だから結婚した、と言った
そう思い込んでいた

けれど破壊を重ねていくうちに最後に見つけた小さなメモで
目が覚めたようにブワーッと感覚が蘇ったのでしょうか。
ああそうだ、私はたしかにジュリアを愛していたんだ、と

何となくですが
昔好きだったひとの家がある駅に降り立った時の
忘れていた感情が急にブワーッと押し寄せる感覚と似ている…?