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ローズの秘密の頁(ページ)のTOTのレビュー・感想・評価

3.2
第二次世界大戦時、イギリスからアイルランド北西部に移住してきたひとりの若く美しい女性ローズ。
IRA、反英感情、カトリックとプロテスタント、村社会の慣習、妊娠した未婚女性を取り巻く環境、20世紀アイルランドの暗部。
スタンダードな作劇で描かれる、ローズを待つ「時代に翻弄された」と言うにはあまりに苛烈な仕打ちに心揺さぶられずにはいられない。
テオ・ジェームズが憎々しくなる良い仕事をしていて、RAFパイロットでバイク乗りなジャック・レイナーが夢のようにかっこよくて、束の間幸せだったローズの悲劇性を強調する。
美しく的確な撮影は、近日公開『ラブレス』も楽しみなビギャンツェフ監督作品でおなじみミハイル・クリチマン。
ルーニー・マーラの後年がヴァネッサ・レッドグレイヴって身長差ありすぎ!って違和感はぬぐえませんでしたが、全身から発する強さはよく似ていた。
あと、ルーニーとエリック・バナのアイルランド英語が新鮮。
エイダン・ターナーもかわいかったよ。