深く暗い沼のような場所で
人生の大半を過ごす
老女ローズ。
彼女が精神病院へ
来るまでの経緯と、
間違いはなかったかを、
とある医師が紐解く物語。
老女の若かりし時を演じるは
ルーニーマーラ。
ちょいレトロな空気がよく似合う。
ライオンよりも
こっちのマーラー。
キャロル寄りのマーラー。
自ら意識しなくても
(お色気ムンムンでもないし)
男たちを惹きつけてしまうのは、
目の奥に見える彼女の魅力。
他の人にはない、クリアな光。
この作品に活かされてたな。
シングストリートでお兄ちゃん役の
ジャック・レイナーが、
軍服似合っちゃうの件は
ロイヤルナイトで実証済みなので、
また拝見できて眼福。
マーラの老いの果てが、
あの老女であることが
イコールで結びつき難かったけれど、
おおよそ好きな作品でした。
ファーストショットが良い。
カメラアングルは時々甘さを感じた。