ただ、愛する人と一緒にいたい。
そんな思いでは時代によっては、叶わぬもの。今に生きている事を感謝します。
アイルランドの田舎の美しい海辺の風景。寒空の中の色彩が美しい作品です。
なんというか…。
昔の社会の女性に対する偏見に胸がムカつきました。
女は○○という概念でがんじがらめな時代。
舞台がアイルランドということもあり、VSイングランドという図式か既にある。
そこは難しい…。正しい、ただしくないではない。
敵が味方なんて、戦時中でも変わらないわけですね。
カトリックだから、余計に、堕落させる女という図式があからさま。
○○される、という、自分に悪が働きかけたという欺瞞な考えが恐ろしい。
気に入らなくて、思い通りにならない女はニンフォマニアにして隔離するって…。
酷いにも程がある。
罪なんだな。この時代は。従順でない女の存在って。
そんな、男どもの身勝手に翻弄されるが、愛を貫きたいローズ。
40年後、訪れたのは福音なのか?
美しい物語なのでしょうか。
テンポが微妙でした。
やはり、レッドグレイプは美しい。
こんな風に歳を重ねたいものです。