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世界一キライなあなたにのUーTAのレビュー・感想・評価

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
4.8
恋愛映画で最も好きな作品。好きすぎて原作小説も買ってしまった。どんなに献身的で底知れぬ愛があっても干渉できない部分はあって、今作におけるウィルの”ある決意”は本当に切なくて苦しいけど、彼の意思を尊重したいし、でもルーがいたたまれなくて、、という、答えの見えない堂々巡り。正解を出すのがとても難しい。

とても今日的なある問題を取り入れながらも、2人の恋愛の行方を見守るのは微笑ましかったし、エミリア・クラークの眩し過ぎるほどの笑顔と天真爛漫さ、ちょっとダサいファッション、上下する眉毛も全てがキュート。でも、赤いドレスを着てデートのシーンとか、ラストのパリのシーンとかの、少女から大人の女性に変化した時の、彼女から醸し出る美しさや澄ました表情は本当に魅力的だった。

結婚式でエド・シーランのThinking out loudをバックに2人で式を抜け駆けするところは最高の名シーン。本当に楽しそうで幸せそうで愛おしい。
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