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世界一キライなあなたにのliamのレビュー・感想・評価

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)
3.9

監督は「嘆きの王冠 〜ホロウ・クラウン〜/ヘンリー5世」のテア・シャーロック。出演は「ターミネーター:新起動/ジェニシス」のエミリア・クラーク、「スノーホワイト/氷の王国」のサム・クラフリン、「偽りの忠誠 ナチスが愛した女」のジャネット・マクティア、「レッド・エージェント 愛の亡命」のチャールズ・ダンスなど。

イギリスの田舎町で、ルーことルイーザ・クラークは失職を機に、交通事故で車いすの状態になってしまった青年実業家ウィル・トレイナーの介護と話し相手をする期間限定の職に就く。活力を失っていた当初は冷たい態度を取るウィルだったが、彼女の明るさに徐々に心を開き、二人は惹かれ合う。そんなある日、ルーはウィルの秘密を知ってしまう。

とてもとても良かった。
まず邦題が残念。世界地図キライなあなたにっていうのが本当に残念。
本編をみてもなんでこれになるのかよくわからんし、もうちょっと原題を上手く使ってやってほしかった。
邦題のせいでどーせくだらないラブストーリーだろって思う人がたくさんいると思う(自分もそう思ってた)。

基本的にはウィルとルイーザのラブストーリー。
でもそのストーリーに安楽死の問題も絡んでいてとても考えさせられる。

だからラストについては納得いかない人もいると思うが、自分的には本当に感動した。
ウィルには障害者として新たに希望をもって生きることができる可能性があったかもしれない。
でも以前生活から割り切って生きていける人と、そうではない人がいる。
それは人それぞれだと思うし、ウィルの決断は決して間違ってないと思う。

個人的は途中の結婚式で2人でThinking out loudをバックに抜け出して行くシーンがとても好き。

思ったよりも素晴らしかった映画。
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