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クリムゾン・ピークのkunicoのレビュー・感想・評価

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)
3.8
ただのホラーではなく、これはゴシックラブロマンスホラー!
色んな味付けがされてる映画で、あちこちにキーになる様なエッセンスがばら撒かれている。から飽きない。ほんとは言いたいとこだけど、ネタバレになるので直に劇場でクリムゾンピークに振り回されてください。

グリーンインフェルノ以来気が大きくなりまして、とうとうこんなおっかなびっくり映画も大画面で観れるようになりました。成長!
めちゃくちゃ身構えて客席に着いたので、幽霊たちのビジュアルには拍子抜けしました。
ゴーストってよりもゾンビなんですよね。
だから、ゾンビ耐性のある人は何のこれしき!でしょう。
あと進撃の巨人観てたら強いですね、全く怖くない。
怖がらせ方もワンパターンだったりするので、泣くほど怖いといったことはありません。
うーわ!出た!!!!!!くらいです。
なので、死ぬほど怖いホラー、を求めて行くと肩透かし食らうかもしれません。
逆に私は女の執念深さ、嫉妬の強さに肝を冷やしました...。
ジェシカ様の雄叫び怖すぎでしょ...!!!

ですが、このクリムゾンピークの素晴らしさはホラー要素だけでは無いんです!
美術・衣装はもちろん、シンメトリーに写るバスルームなんかは素敵だったんですけど、ストーリーの面では観客の想像力に委ねてくれるシーンがたくさん見受けることが出来て面白かったです。
全部を全部説明せず、これくらいのヒントをあげればあとは自分で考えられるでしょ?とフワリとこちらにパスしてくれるギレルモ監督の教育方針!笑
甘やかさない!笑
AがBだから私はCした!と登場人物に語らせず、AもBもCも小出しにポンポンポンと置いていく。
そして観客は徐々にそれらの関係性に気付き始める。
これって監督が観客のことを信頼してる証拠だと思うし、監督本人の余裕みたいなものも感じるし、私は好きなスタイルです!

ただのホラーがラブストーリーに転じ、ミア様が最終的に幽霊と、、という展開も魅力的。
一つの映画をいくつかの視点で楽しめるので、印象がコロコロ変わる作品です。

一つ残念なのは、R15くらってること。
これ、R指定要ります!?
ミア様の濡れ場があるとの噂を聞きつけましたが、ちょっとミアちゃん脱いでないやん!!と一緒にいた女友達とオヤジな突っ込みを入れてしまったほどエロくない。
しかし、トムヒのプリケツは見れます、でもRくらってまで写すプリケツではない、だとしたらプリケツ除いて無駄なレイティングなんで取っ払ってしまった方がよっぽど良い、と私は思うのです。
客層を狭める必要のある映画ではなかったよな〜。

外の空気を吸いに行こうって郵便局へ連れて行く辺り、デートしようつってジャスコに行く田舎の中学生の様で微笑ましかったです!!