半兵衛

カリートの道の半兵衛のレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.0
演じている役柄はいかにもアル・パチーノらしい役柄ではあるが、だからこそ所々ににじみ出ている老いや5年という刑務所にいた時間からくる時代とのズレが痛々しい。そして年月の残酷さと堅気になることの必要性を理解していたはずなのに、裏社会の熱と義理に縛られてずるずると堕ちていく悲劇。結末が冒頭に提示されている分、アル・パチーノの姿が運命に抵抗しているような虚しさが感じられ見ていてより胸が苦しくなってくる。

最初見たときは誰かわからなかったくらい役作りしているクズ弁護士のショーン・ペンも最高。あとラストの銃撃戦!
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