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カリートの道のneedmakemeのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
3.9

一度足を突っ込むと洗っても洗っても拭い切れない汚れ。

刑期を終えて戻ってきた世界はかつてとは違う色がついていて、仁義も信頼も無くなっていた。その世界で堅気として生きていこうとする。男臭い、漢らしいなかに何処か弱い部分を抱えていて、それが時折垣間見える。義理に厚く不器用で無骨な、男でも惚れてしまう人間。最期の優しい目。

ラストの駅構内でのドンパチもアツい。手に汗握る展開で思わず食い入るように見てしまった。

"Sun's out, where are we going for breakfast? Don't wanna go far. Rough night, tired baby... Tired..."
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