NAOKI

カリートの道のNAOKIのレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.0
ガラガラガラ…うるさい音が響く中で目の前を何かが通りすぎて行く…
なんだぁ?
あ…天井か…等間隔に取り付けられた蛍光灯が上から下へと流れるように動いていく…

そうか…おれは台車のついたベッドに寝かされたまま何処かに運ばれているんだ…

「こんなはずじゃなかった…」
悲痛な言葉なんだが…ちょっと一度は言ってみたいような「かっこよさ」も感じてしまうな💦

男はバカだ。
女性ならちょっと考えればそれはアウトだと判断することも…男はいつも…つまらない見栄をはったりカッコつけたりして自滅していく💦

カリート…
夢が南国バハマでのレンタカー屋だって?笑わせるぜ…
あんたは若い頃さんざん悪いことしてきたんだろ?その手は血で汚れてるんだろ?だからレジェンドとして若いチンピラたちの憧れなんだろ?

それを「もう…疲れたんだよ」ってカッコつけてんじゃねぇよ💦
あんたはまだ昔のつけを溜めたまんまなのさ…
惚れた女とバハマでレンタカー屋?その前につけを払ってもらわねぇとな…

こんな野郎の命を助けるってか?昔なら躊躇なく殺ってただろ?もうそんなことしたくないってカッコつけても手遅れなんだよ!
愛した女と幸せになるなんて今更…手遅れなんだよ!

なんだよ?
なんか看板が見えるな…

夕焼けが綺麗な海岸でダンスする女のシルエット…
おれの彼女もダンサーなんだぜ…

あれ?
写真の女が動いて見えるぜ…ほんとにダンスを踊ってるみたいだ😁💦

あれはきっとバハマの海岸だな…おれは夢を叶えたんだな… 

待ってろよ…ゲイル

もう…着くよ…
NAOKI

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