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カリートの道の79のレビュー・感想・評価

カリートの道(1993年製作の映画)
4.0
デパルマやっぱり最強説。この人が撮るの大好き。
2時間半弱の作品。ヤクの取引や売買をして刑務所入りして、釈放になってからが舞台。豪華なメンツ揃ってるよねー期待を裏切らない面白さ。ストーリーや展開ももちろん面白いけど、デパルマ節の効いたカメラも最高。音楽もね。
アルパチーノ、この beard はデニーロと被ってる。なんだか名前もイタリアっぽいし出てくる人もイタリア系多い。
冒頭のシーンはいい加減に見てたほうが最後楽しめるかも。もう後半になるとわかるよね。「どうせこうなるんでしょ?ハッピーエンドなんてないんでしょ」なんて思いながら、でも心の中でバハマへ行けることを望んでる。その気持ちの揺らぎと、追われるドキドキハラハラ感。
ボロ泣き。なんてったってゲイルがめちゃめちゃ可愛くて綺麗。カリートがちっちゃなゴミ箱のフタを雨除けにして、隣のビルからバレエレッスンを覗き見するだけある。完全に変態。
チェーンロック越しに焦らすシーンは美しい。「You are so beautiful 」が流れてるからなのか、全然卑猥じゃないしイヤラしくない。パチーノも体鍛えててカッコいいし。
ショーンペンのあの頭は作ってるのかな?ホンモノ?コカイン中毒になる弁護士。全然魅力感じられないし、クソ人間っていう災難な役だけど、あの人が演じなかったらすべてはうまくいかない。見てる人みんなが、段々ジワジワと嫌いになって疑いを持って行く!すごい。
NYにはイタリア系マフィアがうろついて、ヤクの取引がその辺で行われるようなクラブがあるのね。気をつけよう…
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