カリートの道の作品情報・感想・評価

「カリートの道」に投稿された感想・評価

裏社会で名を馳せたカリートは足を洗ってレンタカー屋を営み生きることを夢見る。出所したカリートは、レンタカー屋を開く資金集めのため、裏社会に復帰するが、裏社会の仁義は無くなっていた。昔の女は受け身の女だったが、彼女は何かを求める女になっていた。昔の相棒は臆病な男だったが、金に眼が眩むんだ下衆になっていた。昔の部下は忠誠心を持っていたが、それを失っていた。そしてカリートは、昔は人間を見極める眼を持っていたが、変化した人間たちを見事に分析しているようで本当の姿が見えなくなっていた。そのことにカリートは気付いていない…。

ラストの逃走劇は今までの不安要素や過去の過ちがこれでもかと襲いかかってきて手に汗握る。結末は分かっていても、カリートの生き様を見てきた鑑賞者は、どうか逃げて夢を叶えてくれと願わざるを得ない。

いつ見ても切なく感動出来る傑作。ユーアーソービューティフルがいつまでも沁みる。
JF

JFの感想・評価

3.5
 少し枯れた男が人生を取り戻そうとしている。少しずつ、情けの無くなった慣れない元の街にも溶け込み、周囲には「あの麻薬王も落ちぶれた」と陰口をたたかれながらも筋を通す。筋を通し、ウルトラにまっすぐに昔の女と愛をはぐくむ。夢の成就まであと少し。だがゲイルは言う。「あなたはもうすぐ死ぬのよ。」。鑑賞している私たちも最初から知っている。カリートは死ぬと。周囲に次第に暗雲が立ち込める。旧友の裏切り。台頭してきた若いギャング。反するようにゲイルの妊娠。
 カリートの死にざまを観るのこの映画を観た人は、ほぼスカーフェイスも観ているのでは。スカーフェイスの爆裂したパワーは本映画には感じられない。しかしパチーノ演ずるカリートはその後のトニーとしか思えない。カリートも昔やんちゃで、けんかっ早く、自分が望んだかどうかはわからないが殺してきたのだろう。
 いやがおうにも緊張感が高まる展開。カリートの夢の実現とそれを阻む人間たちの襲来が同じテンポでやってくる。裏切ったクラインフェルドへも直接ではないが逆の意味で義理を果たす。
 そんなカリートが生きてゲイルと逃げのびることをここまで願うとは自分でも思わなかった。死ぬってわかっている。最初にそういうシーンがあるのだから。でもあの映画史に残る銃撃戦(デパルマグッジョブ)を逃げ延びたカリートは撃たれるが、実は生きていたなんて展開にならないかと念じた。
 だが…、あの歌が。もっと違う歌なら無理やり違うエンディングの可能性を心に秘めることができたかもしれないが。あの歌がかかると、映画はここでかっちりと終わるのだ、カリートの道はここまでなんだ、と思い知らされた。超逆接的ラブソング。「you are so beautiful」。
 カリートの不器用さに憧れて、筋の通し方に心を奪われ、愛に泣けた。
DORATARO

DORATAROの感想・評価

4.6
カリート!しがらみを超えて行け!
裏社会で名を馳せた元麻薬王カリート・ブリガンテは出所後、足を洗いバハマに移住することを夢見る。同監督×主演「スカーフェイス」で瞬く間に裏社会をのし上がり破滅の道を突き進んだトニー・モンタナとは真逆に、カリートは仁義も信頼も無意味となった裏社会から堂々と脱出することを目指すのです。が、過去のしがらみが邪魔をする。だけど最後まで希望を捨てないその懸命な姿にただただ共鳴。クラブから地下鉄までのラストシークエンスは心中で応援しっぱなしでした。

アル・パチーノの演技には不思議な吸引力がありますねー。カリートが最後に見るEscape to Paradise の看板が彼女の踊る姿に変わっていくのは何とも粋な演出。個人的にデパルマ作品暫定1位です( ˘˘ )
マフィア映画かと思ったらすごくがっかりしてしまった。
ギャング映画にしても、スカーフェイスみたいな没落へのプロセスが深いわけでもなく、ヒートみたいな緻密な心理戦があるわけでもなく、、。なんか全然深くないのがすごい残念でした。終盤の逃走劇とかコメディかよってなってしまった。
電車での逃走劇はすごくカリートが惨めというか、小さく感じた。作り手の意図なら100点だけど、アルパチーノファンとしては悲しかった。あとパチーノ、今作でも怒り方はワンパターンでした。でもショーンペンの芝居はすごく良かった!
カリートは馬鹿だが、周りの奴らが邪魔をしてくるのには同情する。
内容は期待したほど面白くなかった。
KumiKo

KumiKoの感想・評価

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男ですね。男。
つち

つちの感想・評価

4.0
仁義なき戦い
武骨、メロい、映像いい
アルパチーノ最高
tbtsn

tbtsnの感想・評価

3.9
アル・パチーノ好きだから見てよかったけど、ぶっちゃけスカーフェイス見ておけば大丈夫かも。
最後のシーンが割と好き
骨太な作品、ラストの緊張感ぱねぇ
アルパチーノはやっぱかっけー
この見ていて疲れる緊張感、やっぱりたまらない。そしてアル・パチーノが相変わらずの渋さとかっこよさ。

一度ハマったら抜けられない泥沼の世界、そこから足を洗おうとする者。終着点がどこなのかわかっていてもその後の展開に期待してしまう、しかしやはり想像通りの終着点に向かってしまう。

この視聴中にかかってくる適度なストレスが大好き。
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