30年前に公開された作品のリマスター版によるリバイバル上映。
説明過多な、いまの映画とは対極な作りで頭を働かせながら鑑賞。
丁寧に描かれる”孤独”と”繋がり”の物語。
ちょっとしたワンシーンから、背景が想像されるシーンがたくさん。登場人物それぞれが深みを持って描かれていて、とても素晴らしかった。
主演の女の子は役者ではなく、実際に不登校だった女の子が起用されていたり、シーンの描き方も今なら難しいだろうなぁと思うところが多々。
単調に思えるシーンが何箇所かあるんだけど、観終えた時にそれぞれの意味を想像したくなる。
都内での上映が年内は今週末までだったのでギリギリ間に合ってよかった。
年明けにまた上映があるかもしれないらしいので、その際にはまた観に行きたいし、パッケージ化も実現して欲しいなぁ。