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ゴンドラのざべすのレビュー・感想・評価

ゴンドラ(1987年製作の映画)
5.0
わあああああ
この一本は一生心に居続けるわ…
誰が見ても分かりやすい具体的なストーリーが語られるわけではないんだけど、一部の人間には忘れられない原風景が映るはず。

「“映画”がこちらのみで、後にアダルト業界の巨匠となる伊藤智生監督が残したインディーズ界の至宝」
という文言が気になって鑑賞したんだけど、観てなかったら今生を悔いてたわ……ありがとう。

内容は、
うん「救い」かな。
宗教でも、一方的でもない、お互いに利があるの。
ラストも、悲しい方なのか、戻ってくるのか(どこに戻るのか)、見る人によっての「どんど晴れ(おしまい)」がある。

あ、でもこの映画と相性よくないと中身がない映画に見えると思う!!
エンタメ性が皆無だからね。仕方がないね。

あ、でも映像的にも立体に撮れる人(しかも日本で)なんだよ!!
構図も良い。
(しかし映像が中身と結びついて立体を成しているので、結局一部の人にしか伝わらない)

欠点なはずの
・ お仕事そんなに休んで大丈夫?
・ 素人演技
も目につくけど、そういう世俗を排除した要素と素朴さが、自分にはかけがえなく美しく映った。
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