イチロヲ

色情海女 ふんどし祭りのイチロヲのレビュー・感想・評価

色情海女 ふんどし祭り(1981年製作の映画)
3.5
絶滅の危機に貧している海女稼業を存続させるために、上京していた娘たち(安西エリ、マリア茉莉、蘭童セルなど)が生まれ故郷である房総の漁村に招聘されてくる。海女を題材にした艶笑喜劇を描いている、日活ロマンポルノ。海女シリーズ第7弾。

寂れた村に若い娘がやって来て、ヤルことといえば、毎夜の宴会とアレしかない。古民家の畳部屋、お寺の境内、釜風呂の洗い場など、日本風情が感じられる場所でハッスルするところが、江戸時代の枕本のようで面白い。

「脳と下半身が直結している台詞回し」もまた全編に炸裂しており、めちゃくちゃ笑わせられる。赤ちゃんプレイのときに、射精行為のことを「水鉄砲遊びだー!」と叫ぶのには卒倒。こういう言葉選びをサラリとできてしまう大人になりたい。

タイトルの「ふんどし祭り」とは、村に伝わる子宝祈願の奇祭のこと。この手の祭りは、現在も全国各地にて開催されており、個人的には神奈川県川崎市の「かなまら祭」に興味津々。生きているうちに一度は行ってみたい。
イチロヲ

イチロヲ