さはら

アイ・ソー・ザ・ライトのさはらのレビュー・感想・評価

アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)
3.7
身を削って
スパークするタイプのアーティスト
ハンクウィリアムズの生涯。

カーペンターズで育った事、
『ギター弾きの恋』(99)を
見た事もあり前々から
みたいと思っていた本作。
最近見進めているMCUで
強烈な魅力を放っている
ロキ=トムヒドルストンが
主人公と気付き慌てて視聴。
そしたら奥さん役のエリザベスオルセン
ワンダだったし、今いろいろ見てたら
ミシェルたちの妹と知って驚愕しました。
「どうして言ってくれないの!」
という心持ちです。
ステフは言いますね「聞かないんだもん」。

そんなことは置いておいて、、


とても暗い。
繊細さのある人物をやる
トムヒドルストンは本当にすごい。
貼り付けたような笑顔や疲弊しきった目は
見ている方もすり減ってしまう。
それだけでなく歌まで。
本人の歌唱を細部まで研究して
表現にしているのがわかる。
ただただ圧倒。

でとにかく暗い。楽しさはない。
冗長に思われるところもあるので
Filmarksのスコアも不思議ではない。
ハンクももう登場からある程度名があるし
かれのサクセスストーリー、その裏の葛藤
というより彼自身の苦悩が延々と続く感じ。
スターというか才能のでこぼこが
激しい人の生きづらさというか。
そら早死にするよ…っていう。

ただトムヒドルストンの歌唱を
随所で見られるだけで満足できる1本。
最初のオプラと最後のオプラ、
ゴシップ記者にキレる場面がよかった。
さはら

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