結局カレー

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLDの結局カレーのレビュー・感想・評価

1.0
前編に続き鑑賞。

前編のレビューに「進撃の巨人の世界観だけ使いたかった別作品」と書いたが、後編を観た後には「前編ってそんなに悪くなかったんじゃ?」って思えてくるぐらい酷かった。いや、別作品と割り切れず実写化作品としての期待を残していた私が悪かったのか。

無機質な白い部屋が出てきた瞬間、これ映画館でみてたら本気で返金対応出来ないか考えたと思う。世界観だけ貰った作品と思ってたら世界観までぶち壊されてた。鑑賞代がもったいない。仮に100000歩譲ってストーリーの改編は許容したとてキャラが死んでた。シキシマは薄ら寒いイタイ奴だしハンジもただのうるさい変な奴でサシャのアルミンへの視線が嫌すぎる。そんな話か?ミカサとシキシマはもう意味不明。そもそもミカサ→エレンへの心変わりの様が全く共感できない。邦画駄作あるあるの不要な恋愛要素もしっかり抑えていて悲しい。良かった点がでてこない。

この映画内で「巨人とは何か」の結論づける必要はなかったでしょ。前後編に渡る超大作と見せかけてそれぞれ1時間半ちょっとだし、やるなら2時間の前後編なりにして内容を濃くしてほしかった。中途半端。またその真相をめぐって戦ってるとき周りの巨人たち全く現れないしご都合主義もいいとこ。...これほど悪態つける作品も珍しい。

これは果たして原作を知らない人からしたら楽しめたのだろうか?前編に引き続き何の因果関係でここに着地したのかをぜひ知りたい。