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なるほど設定のなるほどSF恋愛映画だ。
なるほどな~。
非常に良かった。
何が良かったのか?
まずは、なるほど設定を説明しよう。
近未来の地球。
破滅的な大戦争の末、人類はごくわずかしか生存していない。
そのうちの一つ“共同体“と呼ばれる地域は発達した科学、文明を有する大都市だ。
ただ、ここで暮らす人々は一切の感情がない。
どういった手段を用いたのかは分からないが、喜怒哀楽などの感情を奪われているのだ。
人々は生まれた時から感情がないのだが、
ふとしたはずみで人間本来の感情が表面に浮き出てくる事がある。
しかし、感情を持つ事は罪悪だと見なされ、当局に拘束されて施設送りになるのだ。
しかも、最後は死が待っているという。
そんな世界が舞台なのである。
なるほどな~。
こんな設定をよく考えついたものだ。
なので、某アイドルグループが如く恋愛も禁止だ。
なるほど、恋愛などは最も激しい感情表現の発露と言えよう。
この作品は人間らしい感情に目覚めてしまった、ある男女の初恋の物語なのだ。
そう。初恋だ。
当然である。
禁止されるまでもなく、元々そのような感情が存在しない世界なのである。
恋愛イコール初恋なのだ。
果たして二人の初恋の行方は?
という物語だ。
恋愛映画の醍醐味は、立ち塞がる障害を恋人たちがどう乗り越え、愛を成就させるかという過程にあるだろう。
この作品では幾重にも障害が張り巡らされ、過酷な試練を恋人たちに与える。
ロミオとジュリエットばりだ。
二人はこの障害を乗り越える事ができるのか!
終盤はかなり面白い。
まさしくロミオとジュリエットのような展開もあるし、非常にハラハラさせられる。
悲劇的な結末になってもおかしくない作風なので、こちらは気が気でないのだ。
是非とも観ていただきたい作品である。
ニコラス・ホルトとクリステン・スチュワートの二人が主演だ。
二人とも最近、よく見かける。
ニコラスは「Xメン」で見たし、クリステンは何作品も見ている。
仕事熱心で何よりだ。
(まとめ方が下手過ぎやね)